夏の終わりに冬を思う。

あの鼻の奥まで澄み切ってしまうような 
キンキンの空気が好きだ。

不安と曖昧を表わした
どんよりとした空から
結晶のまま降りてくる雪が好きだ。

積もり積もった雪に 
音が吸い込まれてしまったかのような夜が好きだ。

雪が降り続いたあとの
雲が全部雪になってしまったかのような青空が好きだ。

新雪の上で 
体の形にへこんだ雪のベットで
見上げるお日様が好きだ。

クリスマスのネオンの中 
せわしなく歩くひとを眺めるのが好きだ。

白い息を吐き 呼吸がリアルに感じられるのが好きだ。


ぽじてぃぶしんきんぐ訓練終わり。